大人から子供まで、皆開放的な気分になって夏を満喫できる行事、「夏祭り」。
子供も成長し、お友達同士で出かける約束をしているのを見ると、とても微笑ましく思うものです。しかし、特に楽しい「夏祭り」も危険は付きもの。心配な行事でもありますよね。子供の成長は喜ばしいことで、学校で仲良しのお友達もできて、遊ぶ約束をしてくることは、それはそれで安心なのですが、子供だけお出かけとなるとちょっと話は変わってきます。
できれば不安をかいしょうした形で送りだし、楽しい一日を過ごしてほしいものです。小学生の子供を持つ親の心配事と注意点についてまとめてみましょう。
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目次
小学生を持つ親の2つの心配
まずは子供だけで夏祭りに行かせると5つの心配事についてお話していきますね。
犯罪に巻き込まれないか
特に「夏祭り」は人も多く、周りは優しいいい人たちばかりではありません。
不審者、連れ去り、スリ、恐喝など。あげるときりがないほどで、考えただけでも怖くなってしまいます。
夏祭りに行かせるときは、安全な箇所、人通りの少ない箇所を調査して、できるだけ人通りの少ない場所にはいかせないように伝えてあげてくださいね。
友達とはぐれ、迷子にならないか
一口に「夏祭り」と言っても、近所のよく行く公園での「夏祭り」から、ちょっと離れた規模の大きい「夏祭り」まで大小さまざまです。
お友達と一緒にいるからと言っても、人ごみの中1人はぐれてしまったら、という心配事があります。
もしお互いのお子さんがスマートフォンを持っている場合ははぐれてしまったときのことを考えて電話ができるようにすることがおすすめです。
手荷物の紛失
お友達と浮かれ気分になって手荷物まで意識がいかないかもしれません。お財布だけならまだしも携帯を落としたり、どこかに置き忘れないか心配です。子供が管理できるものだけを持たせて、もしお子さんにスマホを持たせる場合ば、電話だけの機能にしたほうが安心ですよ♪
何か困ったことがあったら助けをもとめられるか。
思いもよらないハプニングがあった時、けがをしてしまった時など子供たちだけで解決できるのか、誰かに助けを求めることはできるの考えてしまいます。
誰と一緒に「夏祭り」に行くのか。
昔からよく遊んで、親同士の交流もあるお友達と一緒なのか、初めて名前を聞くような新しいお友達と一緒に行くのかという部分も気になるところです。
昔から知っているお友達ならどんな様子なのか想像もつきますが、全く聞いたことのない名前のお友達だと不安になってしまうものです。お祭りに行く前に「誰と一緒に行くの?」と事前に聞いておいて知り合いと行くと前もって知っておくとなお安心です。
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「子供だけのお出かけ」で注意すること
前に挙げた親の心配事を一つ一つクリアにしていくことがそのまま注意点につながります。
まず第一に、子供としっかり話し合い、約束事を話し合うことは必要です。
子供は面倒に思うのかもしれませんが、それはとても大切。時間をかけて話し合いましょう。子供目線で気を付けていても足りないくらいなのです。
誰とどこに、何時まで行くのかをしっかり聞きましょう。何かあっても親同士で連絡が取れるお友達なのかそうでないのかも大切なポイントです。また、一度も訪れたことのない場所や電車に乗るような遠方、または大きな規模のお祭りならば、一緒に近くまで行くくらいでも良いでしょう。
そして送り迎えの有無も話し合い、時間の約束もしましょう。
手荷物はなるべく少なく、トートバックのように手から離れて置き忘れてしまいがちなバックよりもポシェットやウエストポーチ、またはリュックサックが良いでしょう。
手持ちのお小遣いも必要最低限にし、万が一落としたり盗まれたりしても被害が少ないように一緒にチェックすると安心です。
困ったことがあったら屋台の人や家族づれの大人などに声をかけることを教えましょう。その辺の大人、と言っても逆に危ない可能性もあるので、店の人に相談し係の方、または親へ連絡を取ってもらうようにします。同時に、子供には緊急の場合のために連絡先も教えておくようにしましょう。
近くに変だなと感じる人がいたらむやみに近づかずにできるだけ離れるように注意させましょう。怪しい人だけでなく事故が起きた場合も同じです。巻き添えにならないためにも、興味本位で見に行くのではなくできるだけ離れることを伝えておきましょう。
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まとめ
いくら子供が行きたいと言っても条件次第では断る勇気も必要です。それによって落ち込んだり、泣いたりすることもあるかもしれません。
しかし、これこそ人の家は人の家なのです。親が毅然とした態度で順を追って話をすることでしっかりと伝わるはずです。遠方で心配ならば、一緒についていく、それも無理なら、今回は近隣の別のお祭りに行こうと誘うことでも解消されます。
世間では、理解できない犯罪が後を絶ちません。同じ小学生でも1年生と6年生では体の大きさも経験値もまるで違います。性別の違い、また兄弟の有無やお出かけに慣れているかどうかも激しく分かれる年代です。
いつまでも親の側から離さないわけにもいきませんが、何事にも段階があるように、何年生だからもう大丈夫ということもありません。
何年生だろうが、まわりのお友達に合わせ背伸びをするのではなく、家族でよく話し合い、子供も納得する形で送り出してあげることが良いです。子供たちが自ら経験して覚えることはもちろん必要ですが、経験してからでは取り戻せないものもあることを大人である親がしっかり教えるべきなのです。
そして、二度とない今を精一杯楽しませてあげてくださいね。
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