
保育園に預けていた我が子が小学校に入学するとき、もちろん喜ばしいことではありますが、未知の子育てにとまどうお母さんも多いでしょう。
保育園にいる間は自分が仕事を終えて迎えに行くまでは子どもは保育園内で安全に過ごしている訳ですから何の心配もなかった。それが、これからは学校が終了し帰宅時間からどのように過ごすのか想像がつかないなんていう人もいるのでは。
また、「公園なんかで友達と遊んだりするのかな」なんて考えると、思えば公園に行くときはいつも一緒で一人で遊ばせたことなんか一度もない大丈夫だろうかと心配になってくるお母さんもいるのではないかと思います。
このような不安を抱えたお母さんたちは、どんなことが一番知りたいですか?小学校低学年の帰宅時間?帰宅した後母親が家にいない場合どうやって過ごしているのか?自分が働くことはできるのか?いろいろ知りたいことがあると思います。そんなお母さんたちの“知りたい”に私の経験も交えてお答えしたいと思います。そして、どうしたら気持ちよくお母さんが仕事ができるかも考えてみたいと思います。
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目次
小学校低学年の帰宅時間 何時に帰る?
お子さんも学校生活のスタートを前に少なからず不安を抱えているのでは。そんな気持ちによりそうためにも、お母さんの心のザワザワを鎮めていきましょう。
まずは、小学校低学年の帰宅時間ですが、だいたい何時なのか知りたいですよね。
もちろん、地域や各学校によっても違いますが、1年生は5時間授業の所が多いので、授業は2時半位に終わって終わりの会などをして3時前に下校になり学校を出るような感じになります。
2年生、3年生になると6時間授業が数日あってその日は45分の授業分が増えるので3時半位に授業が終わり4時前に帰宅となり少し遅くなる日が増えます。
「結構早い!」と驚いた方も多いのではと思います。私もそうでしが、1年生が6時間目が全くないというのも驚きでしたね。
さらに、4月に入学してすぐは2週間位給食がありません。そのため、授業が12時過ぎまでなので早ければ12半位には学校を出るので確実に1時より大分前には帰って来ます。
2年生、3年生は始業式の次の日から給食が始まる学校が多いのですが、例外的に1年生だけは子どもの負担を考えてなのか給食のスタートが遅くて親にとってちょっと負担。私なんかいきなり知って「えーーーっ」という感じでしたよ。
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放課後に小学校低学年の子は何してるのか?
続いて小学生低学年のお子さんは授業が終わった放課後に何をして過ごしているのかを紹介します。
学童に入るケース
保育所に行っていた子達は殆どは学童に入る子が多いと思います。一年生はたいていどこかに入れます。
通称は学童保育といいますが、正式名称は放課後児童健全育成事業です。相当短縮されて学童と言われてる場合が多いです。保育園の小学生バージョンという感じですね。保育園と違うのは学校が終わったら自分で行かなきゃならないところです。
3月末までは保育所にいて、4月1日からいきなりお弁当を持って学童に行くという流れになる場合が多いと思います。
私の子どもがそうでしたが、意外とスムーズでしたよ。本当大丈夫かなと思いますが、入り口まで送ったら弁当持ちで立派に第一日目から元気に参加してくれました。迎えに行ったら「楽しかった」と笑顔で言っていたのを覚えています。
ただ色々な子がいるので、1年生から3年生まで十分とは言えないスペースにちょっと詰め込まれている感もあるので、抵抗がある子もいるようです。うちの子と同じ保育園だった女の子は暫く慣れるまでお弁当も食べられなかったらしいので。
学校の中にある場合は、学校があるときは夕方から校庭で1時間くらい思いっきり遊べるので、アウトドア派の子どもならとても楽しく過ごせます。
保育所と違い男の保育士も多くボールを使って遊んだり相手をしてくれるので、入った当初はなんて楽しいんだろうとうちの子どもなんかは喜んでいたものです。
インナー派の子は、部屋の中に用意された遊具で遊びますボードゲームとかカードゲームとか色々用意されています。
保育園と違うのは遊ぶ場所を自分で選べる所ですね。それも毎日好きな場所で好きなことができるってことになります。
保育園と比べて何て自由と喜ぶ子もいるかもしれませんが、監視が減る分自己責任が課せられてくるのも確かです。子ども同士のトラブルも保育園の時のように細かくみてもらえるとは限らない場合もあると思っていいと思います。
学校の中ではなく児童館の中にある学童保育もあります。学校の中がいいか児童館がいいかは申し込みの時に選べますが希望が通るとは限りません。大抵は学校の中が断然人気があるようです。特に一年生はそうです。児童館の中にある場合は学校が終わったあと子供だけで移動しなくちゃならないので、大きな通りを渡ったり遠い場合などは親は不安ですよね。
うちの子どもは2年生から児童館になり毎日大きな通りを渡って、同学年の同じ学童に入っている子と通っていましたが、児童館は学童に入っていない子でも開いている時間は自由に来館できるので、うちの子どもは途中でその自由来館の子の家によって一緒に行ったり勝手なことをしていたようです。
向かう途中、いじめに見えるような悪ふざけが地域の人の目にとまって学校に通報されてトラブルになったこともありました。そんな経験があるのでやはり小学校の中の方が親にとっては楽だったなとは思います。
児童館では学童保育の専有のスペースが一部設けられていますが、それ以外は自由来館の子達も一緒に遊べます。
幼児から中学生まで来るので、楽しい子は楽しいけれど人によっては関わりたくない苦痛と思う子もいるでしょう。うちの子どもなんかは「中学生のお兄ちゃんと卓球をした」とか言って帰って来たこともあり、楽しんでいたようですよ。
学童に入らないケース
学童に入らない場合は基本的に自由に好きな場所で放課後の時間を過ごすことができるわけですよね。帰ったときに親が家にいる、または祖父母が近くに住んでいたりすれば、そこへ行ったりして何の問題もなく自由に過ごすことができます。
帰宅後すぐ宿題をやるなんていう神童もいれば、そのままゲーム三昧になる子供もいるという感じで、やっていることは千差万別でしょう。
親や祖父母がいなくたって兄弟がいたり一人を好むタイプとかなら家でストレスなく過ごすことができるでしょう。
自由派のアウトドア派は公園へ遊びにいくことが多いですが、低学年のうちはどっかしらのお母さんが公園に居て見守ってくれている場合が多いです。特に一年生のうちはたいてい誰かしらいます。
沢山子どもが遊んでいる公園ならけっこう安全に遊べるものです。でも、やはり子ども同士のトラブルはつきもので親同士のトラブルにまで発展するケースもなきにしもあらずなのです。
どちらかと言えばお金持ちの習い事派
習い事は何をやらせるにしても、五千円から一万円はかかるでしょう。家に親がいない子で学童に入っていない子の過ごす場所としては親にとっては最適です。
学校から帰宅してからすぐ行けるような時間帯にやっているものを選べば、ちょっとお金はかかりますが学童と同等の使い方もできるのです。
毎日違う習い事に行ったりすれば大分他の過ごし方をしてる子よりも一歩先を行けてる、マウンティング気分を親子で味わえるかもしれません。
昭和だとピアノ、そろばん、習字なんかが人気があったようですが、今は水泳、学習塾、英会話なんかに行く子どもが多いようです。水泳なら専用のバスのスイミングスクールが多いので、バス停まで行ければ一人でも通うことができます。
学習塾だと公文とかならわりと少ない費用で日数も多いので連日放課後の時間、勉強しながら同じ位の年の子達と過ごすことができます。
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子供が低学年の間は母親は働けるのか
専業主婦だったお母さんは子どもが学校に行っている間だけのパートを探し働き始めると言う人も多いでしょう。
保育園に預けて働いてきたお母さんはそのまま続けたいけど、働き続けることができるのか不安な場合もあるでしょう。
子どもが学校に上がるまで時短が保証されている会社なんかに勤めていたら、急に時短がなくなりそれだけでもストレスです。この機会に退職してしまうお母さんも少なくないようです。
待機児童問題という言葉を耳にしたことがあると思いますが、保育園と同じで学童も入れなくて待機している人が沢山いるので、希望したって絶対に学童に3年生まで入っていられるかは都市部であれば現状少ないのではと思います。
子ども自身も保育園と全然違う意識を持つようになってきます。自由にしたいと思いが強くなります。
学童は毎年の申し込みになりますが合格通知が来ても、子どもが「行きたくない」と言い出す場合もあります。そうなれば、お母さんが快く働いていけるかという問題もあります。心配で仕事をやめてしまうという結果になる場合もあると思います。
一方、この自由にしたいという意識を率直に尊重してあげることができれば子どもにとってプラスに働きます。自分でやってみよう、行ってみようとなって自立して放課後の時間帯も遊んだり勉強したりするようになります。
もちろん危険とかリスクも伴いますが、そこを話し合いながらどうにか乗り越えて行けるかという所だと思います。そうすれば、仕事も続けれらることになり、お母さんにとってもプラスになるのです。
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まとめ
小学校入学とともにスタートする子どもの放課後の生活。想像がつかず不安を感じ、自分の生活も現状維持できるのか見通しがたたないお母さんに向けて、低学年の帰宅時間とその後の生活についてみてきました。
1年生は午後3時前。2年生、3年生は2日位、午後4時前に帰る日が増えるという意外と早い低学年の帰宅時間でした。
そして、帰宅後は学童に行く、宿題をしたりゲームをしたり公園に行ったり自由に好きなことをする、習い事をする。この3つが主な放課後の過ごし方でした。
放課後子どもがどこにいて何をしているのか分からないと、仕事をしていても不安ですよね。学童や習い事ならば安心だけど、自由に時間を使いたいと我が子が抵抗してきたら、それは立派な成長だと思えるといいです。
どうしても、仕事をしなきゃならないというなら、その子供の成長を受け入れつつお母さんもストレスなく働けるように、親子でよく話し合うことが大切でしょう。
一方的に学童に行かせる、習い事をさせる。これは絶対するべきではないと思います。目先の仕事のことだけを考えて子どもの気持ちを押し殺していると、後々取り返しが付かないことになりますよ。