世の中には信じられないことを頼んでくる人がいます。
その一例に運動会の場所取りを頼まれるなんて場合があるでしょう。
学校から家が近いからとか、子どもが一人だけだからとか何の頼まれる筋合いもないような理由で気軽に言ってくるなんて時です。
ただ、保育園、幼稚園、小学校に入ったばかりとかだと、理不尽と思いながらもここはやっておくしかないかと思ってしまうのかもしれません。この運動会で場所取り頼まれる問題についてちょっと考えてみたいと思います。
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運動会の場所とりは大変、場所取りの実情について
まず、運動会の場所取りですが、保育園、幼稚園、学校によって大変さは違って来ます。
保育園などでは少人数なのに大きな学校の校庭を借りてやることもあるので、そんな時はわざわざ早めに行って場所をとる必要などはなく、全然頑張らなくても好きな場所で観ることができます。こんな場合は、場所取りを頼まれるなんてこともないでしょう。
一方、人数が多いのに保育園や幼稚園の狭い庭でやるなんて場合は本当に過酷です。それこそ、4時代5時代から並ぶなんて人も出て来ます。
たいていは、9時ごろから運動会が始まるという所が多いですが、場所取りで並ぶ人の立場など考慮してもらえないことが多く15分前、あるいは早くても30分前にならないと入れてもらえないという事が多いです。
その間ずっと通行人にじろじろ見られながら待ちぼうけしなければならないのです。
関係者が通っても笑顔で挨拶するものの少し通り過ぎた後の顔など見てしまえば「信じられない、こんな早くから」という気持ちがにじみ出ているのです。「あんたたちに、場所取りをする人の気持ちなんか分かるもんか、分かるならもっと早く入れてくれるでしょ」と思わず口から出て来そうになるのをこらえながら立ち尽くすそんな精神状態で待つのです。
前の方に並んでいる人たちはみんな同じ気持ちで待っています。何とかしてライバルを蹴落として目的の場所をゲットする、それだけです。
会話なんてあるはずもありません。あったとしても社交辞令で目はみんな怖いです。
そして、ゲートが開いた瞬間から戦いが始まります。敷物を敷くなら片手に敷物、片手に三脚なんて状態で中学校の全員リレー以来の猛ダッシュで目的の場所めがけてまっしぐらです。
椅子ならば縛りやすい数々の温泉のタオルを持ち走り一番前の真ん中辺の椅子に縛りつけるのです。
小学校などは入口で受付をする場合もあり、PTAとかの人が「受付をしてからお願いします」とか大声で言ってきますが、そんな声は誰の耳にも届きません。「慌てないでください」とか余計なことを言う人もいますが「慌てないわけないでしょ、集中させてよ」とにらみつける余裕がまだあればいいという感じです。
とにかく、運動会の場所取りを頼まれるような学校はみんなこんな感じの運動会の朝のドラマが展開しているのです。
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運動会の場所取りを頼んでくる人とは
運動会の場所取りを頼んでくるような人は自分では一度も場所取りをしたことがなく苦労を知らない人か、逆に一度やって自分ではもう二度とやりたくないと思った人でしょう。
とにかく、相手の迷惑を考えもしない、自分のことは自分でやるという人としてのステータスが人の親になっても体得出来ていないそんな類の人たちであることは間違いありません。
あとは、場所を取らせることでマウンティングしたいなんて人も中には居ます。こっちはいやいややっているのに、まるで自分からやると言い出したかのような顔で後から現れ「ありがとう、よかったのに」とか言うなんて場合もあるでしょう。
運動会の場所取りを頼まれる人とは
今ネットでこの情報を検索し当てたあなたも運動会の場所取りを頼まれる人の一人なのではないでしょうか。
おそらく、すごく感じのいいいつもニコやかで穏やかな方なのではないでしょうか。
そしていつもあまり文句も言わず何でも引き受けてしまう。というか、引き受けさせられてしまうそんな方でしょう。
「信じられない、運動会の場所取りを頼んでくるなんて」と思いつつも口が裂けても言えないわと思っているそんな、いやとは言えない性格なのではないでしょうか。
頼む方はその性格を見抜いていて、ターゲットを決めている場合もあります。
この人になら何を頼んでも文句を言わずにやるだろうと。
頼まれる方の人は、頼む人が忖度で他の人には色々やってあげたりしているのを見ると実は腹が立って仕方がないなんてことになっていて、そのストレスは頼まれたことをやる以上のものなのです。
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運動会の場所取りを頼まれたらどうするか
頼まれてしまったら、どうしたらいいのか、どう考えたら一番自分が楽なのかを考えてみたいのですが、ここは意外ですが「頼まれたら笑顔で引き受ける」というのが一番自分にとって楽でプラスです。
この笑顔は作り笑顔ではありません。心からの喜びの笑顔です。
私は何て人に信頼されてオープンに何でも相談される人としては最もランクの高い人間だと自画自賛するのです。
これは本当のことだからです。頼んでくる人は誰にでも頼みません。きちっとやってくれるし寛大で小さなことは気にしない大きな海のような心を持っているから頼んでくる。そう思っているに違いないのです。
どうせ運動会の場所取りは自分の家族のためにやらなきゃならないのだから、ついでだからヒョイヒョイとやってしまおう。そんな軽いのりでやってしまいましょう。
子育てをしていると、持ちつ持たれつということは常にあるものです。簡単に出来ることは、深く考えずなるべくいい方に考えてヒョイヒョイとやってしまうようにしましょう。
運動会の場所取りだけでなく何でもできることは引き受けてヒョイヒョイとやってしまいましょう。
運動会の場所取りだけでなく、簡単に出来ないことは断る勇気を絶対に持つようにしましょう。
この時のために、簡単に出来ることはやっておくのです。出来ないものは出来ないとはっきり言うのです。そうすれば、そうそう頼んでこなくなります。
無理な理由とか頼んでくることを責めたりとか余計な言い回しは必要ありません。「ちょっと無理ですね」とか一言でも良いのです。はっきりきっぱり断ってしまいましょう。
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おわりに
運動会の場所取りを頼まれたらどう考えるべきか、どうすべきなのか。少しでも参考になればと思います。
子どものためにいやおうもなく付き合わなけばならない親同士の人間関係。出来ることはやる、出来ないことは断る「Simple is Best」でいいのではないでしょうか。