お年玉

子供がいない夫婦の困りごとの一つに甥っ子や姪っ子へのお正月のお年玉があります。

 

このお金がないときに何で見返りのないお年玉をあげなきゃならないのかとイラつきながらも、にこやかに笑って「あけまして、おめだとう」何て言って手渡さなきゃならないのですから、たまったもんじゃないなんて夫婦もいるでしょう。

 

自分の実の兄弟とか義理の兄弟とかが「そんな、気を使わないでいいのに」何て言ってきたりした日には「それ言わないで」キーッっとなってしまう夫婦もいるのでは。

 

この子供のいない夫婦のお年玉問題について、渡す人もらう人の視点から色々考えてみたいと思います。

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子供がいない夫婦は甥っ子や姪っ子にお年玉をあげる必要があるのか

お正月のお年玉の風習、これは日本ではなくならないものですね。

 

少子化の影響で渡すべき子供の人数は間違いなく減っているのですが、それがかえってあげなきゃならない理由にもなっているんじゃないかなと思ってしまいます。

 

例えば、1970年代、80年代くらいだと親世代の兄弟の人数は5人以上もざら、そして子世代も少なくとも3人兄弟以上という感じでした。

 

つまりお年玉をくれる叔父さん叔母さんも沢山いて、もらう子どもも大勢いたので、子供がいない夫婦が絶対にあげないと立場が悪くなるような雰囲気はありませんでした。

 

他の叔父さん叔母さんからもらえば十分という感じだったし、暗黙のうちに「人数多いし、子供がいない人は大変だ」っということになりました。そして、圧倒的に子どもがいない夫婦は少なかったんです。

 

でも現在の日本の事情は違います。叔父さん叔母さんも少ない、子供も少ないと来ているから、子供は子供がいない叔父さん叔母さんにも期待していると思いがちなのです。

 

そうなんじゃないかと思うと「やっぱりあげないとな」となるわけですよね。

 

大学生のお年玉の相場は一万円位なので、涙を呑んで「おめでとう」と笑顔で渡すのですが、内心「あなたたちの方が、バイトで稼いでるんじゃないの?」と思ってしまう。それでも、スマイルスマイル。

 

何ていう場合は、もうあげるのをやめませんか?甥っ子姪っ子にお年玉をあげるのはやめていいんじゃないかなと思います。

 

例えば宝くじが一億円当たった直後なら心からの笑顔で「おめでとう」と一万円が入ったお年玉袋を渡すことができるでしょう。

 

でも残念なことですが経済的に貧しいと心も貧しくなってしまうのです。そんな状態で無理をしてお年玉なんてあげなくてもいいと思うのです。

 

それまであげていて突然やめたって別にいいじゃありませんか。全然気にしなくて良いと思いますよ。ケチと思われても、がっかりした顔をされても気にしなければいいんですよ。

 

もしも、夫婦どちらかの親戚の姪甥でどうしても、どちらかがあげたいと思うなら、あげたい人の個人的な小遣いからあげればいいのです。家計から出す必要は絶対にありません。

 

2019年10月には消費税も10%に上がるし、子供がいない夫婦は育児に関する手当もない。

 

税金も多く払うことになっているのだから、開き直って自分たちの気持ちに正直になっていいと思います。「子供がいないんだから経済的にうちより余裕があるはず」なんていう憶測は気にする必要なんかありません。

 

言い訳ととられても全然構わないので、ビンボーアピールを頑張ってしちゃいましょう。子供がいる目の前がいいでしょう。あの叔父さん叔母さんはビンボーなんだと思い知ってもらえばいいのです。

 

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お年玉じゃなくても子どもは喜ぶの?

姪甥が小学生位までなら思いっきり遊んであげればお年玉をもらった以上に子供たちに喜ばれ好感度は上がるでしょう。

 

100円ショップなどで一緒に遊べるグッズを用意して行くのもいいでしょう。手作りのスゴロクとか福笑いなんかを作って行くのもいいし、折り紙が得意ならマウンティングして教えてあげるのもいいでしょう。

 

一緒にお絵描きも楽しいですね。絵が上手ければみせつけてあげればいいし、得意じゃなくてもアンパンマン、ドラえもん辺りが描ければ何とか楽しくやっていけます。

 

ピアノが得意なら子供が好きそうな歌を弾き語りが出来るように練習して行きましょう。皆で一緒に歌えば大盛り上がりです。「おぼさんピアノ上手い!」と尊敬されること間違いなしです。

 

時間も長いので外遊びになる場合もあるので、昔使っていたサッカーボールとか野球のグローブとボールなんかを用意して行って公園に行って一緒に得意な球技に付き合うのもいいでしょう。「おじさんスゴイ!」ってなること間違いなしです。

 

親戚たちは正月料理とお酒で子供の自慢話とか、自分(子供がいない夫婦)の悪口で盛り上がっているだろうから、全く離れて姪甥と思いっきり遊べばいいのです。童心に返って普段味わえない貴重な時間を過ごすことが出来ますよ。

 

親戚たちも、うるさい子供の面倒をみてもらえるのですから感謝せざるを得なくなるわけです。お年玉なんかあげなくても「ありがとうございます」と言ってくるに決まっています。

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姪甥とお年玉を気持ちよく渡せる関係を作る

子供がいない夫婦にとって姪甥は実に血のつながった子供であることは間違いありません。血のつながっていない子供よりは近く愛情をナチュラルに注げる特別な存在なのです。

 

私は叔母さんに可愛がってもらいました。私の母が気が強い姉で私も次女だったので叔母さんとはとても話が合い、姉アルアルネタでいつも盛り上がって話していました。大学生の時に渋谷の109で一緒に食事したことをよく覚えています。何を隠そう35歳まで、お年玉どころか会う度にお小遣いをもらっていました。

 

叔母さんに「いいです、いいです」とか遠慮したことは一度もなく、叔母さんがあげたいという気持ちが分かるので何のためらいもなく「ありがとうございます」と言って受け取っていました。

 

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まとめ

子供がいない夫婦がお年玉をあげることについて考えてみました。血がつながらない姪甥でも、姪甥も人、自分も人なので必ず接点はあるはずだと思います。

 

叔父さん叔母さんから積極的に歩み寄って自分からお年玉をあげたいという関係を築いていけたら、お年玉問題のストレスはなくなりますねきっと。

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