祖父母参観

少子化なんて言われる前の時代だと、子どもの数が多いということは、その子供たちがまた子供を生んでということになり孫の数はピラミッド式に多くなる。だから、祖父母、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんは全員の孫の運動会、発表会なんかに行くのは全く無理だったわけで、長男の孫たちだけの行事に行くのは不公平だなんて理由で全部切り捨てて行かないということになっていたかもしれないですね。

 

現在は少子高齢化の時代になって、そんな言い訳もできなくなりました。

 

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんは実は困っているのかも。でも多分その逆の人の方が多いのでは。一人とか二人とかしかいない孫のために、とにかく何でもしてやりたいという気持ちでいる人の方が多いのではないでしょうか。

 

とにかく孫は自分の子供以上に目の中に本当に入れても痛くないと思っているお祖父ちゃん、お祖母ちゃんが殆どなのでは。

 

そのため、「運動会はいつなの?」、「学芸会みたいなのは保育園ではないの?」とかそんな質問を矢継ぎ早に聞かれて「ちょっと待って!」と思っているお母さん、お父さんもいるのでは。

 

でも、この質問に絶対にじゃけんにならないで下さい。真摯に対応してください。それはあなたのお子さんにとっても絶対にプラスのことなのです。

 

納得していだだけるよう保育園への祖父母の参加の場を考えながらご説明したいと思います。

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パパやママに代わっての祖父母の保育参観の参加

保育参観は保育園や幼稚園に通っている子供たちを保護者が実際に見て普段の様子を知る機会です。普段働いているお母さん、お父さんにとっては本当に貴重な場であることは確かです。

 

乳児だと目隠しがしてあって、子どもに分からないように隠れて見るという場合もあります。家庭での様子と全く違った子供の姿を見ることもあるでしょう。

 

幼児になると、一緒に生活の場に参加するというやり方も多いでしょう。保育園によって土曜日とかに全員を対象に一緒に調理や工作に参加したりする場合もあります。逆に一人ずつ平日に保育参観し、一緒に散歩に行ったり園庭で遊んだりする場合もあるでしょう。

 

いずれにしても、大抵の子どもは大喜びです。保育園生活の楽しさとお母さんお父さんと一緒という楽しさが両方同時に味わえるのですから。

 

この保育参観にお祖父ちゃんお祖母ちゃんが来たいと言ったらどうでしょうか?「これは親の特権」というのは本来はおかしな話と思っていいのです。

 

特にいつも送り迎えをお祖父ちゃんお祖母ちゃんに頼んでいるなんて場合はぜひとも観てもらうべきと思ってください。その場合、保育園と日常的に係わっているのはお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの方なので希望する場合はぜひ見れるように保育園に交渉してみてください。

 

集団での参観の場合なら多分ダメとは言われないと思うので。必ず聞いてみるようにしてください。

 

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんと一緒に参加することで、子供の様子について違った見方に触れることが出来るかもしれないのです。できることなら、平日見られない姿を子どものために客観的に見るためにも、できるだけ多くの子どものことを思う人たちと見ることは大事です。

 

運動会や発表会などの行事への参加

運動会や発表会などの行事には祖父母の参加が考慮されている保育園は多いです。あらかじめ何人関係者が来るかということをアンケートなどで把握して入場の際に着けるバッジなどを事前配布するなんて場合が多いです。なので、パパやママから祖父母に声をかけるなんてご家庭も多いのではと思います。

 

運動会なんかだと、孫と祖父母も一緒にお弁当を食べる時間も設けられていますので、ぜひ気の利いたお弁当を用意して楽しく食べられるように、おもてなしをしましょう。

 

こういった親の配慮は祖父母でいう孫にとても良い影響があるでしょう。その場では一緒に食べることが楽しいということだけに思いますが、後々にも両親がお祖父ちゃんお祖母ちゃんと自分たちを、どちらも大切に思っていたということを心に刻むことができるでしょう。

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敬老の日などの祖父母向け行事への参加

保育園の方でお祖父ちゃん、お祖母ちゃんのためのイベントが企画される場合もあります。たいていは、9月の敬老の日に合わせて行われることが多いです。

 

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんと交流する行事が企画される場合は。お手玉やコマ、メンコなんかを一緒に楽しむという内容や、子どもたちが歌や踊りなどの出し物を見せる場合など色々です。いずれにしても、祖父母と子供たちが一緒に楽しめる内容になっています。

 

こういう行事は孫とかいない高齢の方も参加できる地域的な行事になっている場合が多いです。

 

子どもたちからの手作りのプレゼントなんかもあったりしますので、ぜひ孫が通っている保育園である場合はお祖父ちゃんお祖母ちゃんは参加できるように必ず情報を伝えるようにしてください。

 

保育園側も子どもたちにも素晴らしい経験になるように企画しています。事前の行事については子どもたちに知らせてあるのでお互いに楽しく交流できると思います。

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まとめ

テレビで「塀のない保育園」という特集を見たことがあります。現在どこでも子どもたちを守るために塀は高くしよう、頑丈にしようと叫ばれているように思いますが、実はお年寄りにとっては塀をなくして子供たちの姿を日常的に見ることができるのは癒し以外の何ものでもないという内容でした。

 

待機児童の問題が取りざたされる中で、保育園の場所の確保が大変難しいというのは事実でしょう。その中に騒音問題というは必ず絡んでいます。子どもの声がうるさいという理由で近隣の住人が保育園の建設に反対している。そういう場合は少なくありません。

 

そんな中、塀をなくしぜひ保育園を立てて欲しいなんていう意見は本当に喜ばしいものだと思います。こういった方向性はぜひ見逃さず助長して行きたいものです。

 

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんを含めて高齢者の方はどんどんこれから増えて行きます。そんな大勢が少なくなる子どもたちの見方、働くお母さんお父さんたちの見方になってくれるなら、何て心強いでしょう。そんな見方の力を最大限に生かして行けるように、父さんお母さんたちはその気持ちに細やかに応答するように心がけて行きたいも

のです。

 

そうすることによって、同時に子供たちのお祖父ちゃん、お祖母ちゃん、高齢の方々に接する態度や考え方も望ましい方向に育っていくに違いありません。

お父さん、お母さん、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんの愛情がたった一人の子どもにジャージャージャージャー注がれること。こんなに素敵なことはありません。みんなで少子化を支え、子どもたちを育てて行きたいですね。

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