太陽の恵みの一つに洗濯物を乾かすことがあります。このありがた味は晴れの日が少ない梅雨時になると思い知らされます。
梅雨の間は部屋干しした生乾きの洗濯物からいやな臭いがプンプンしてきて「早く洗濯物外に干したい、晴れの日来ないかな」と思う日々です。
太陽の恵みは乾きの速さと殺菌力です。梅雨時に乾きが遅いと雑菌がどんどん繁殖して悪臭を放ち始めます。洋服から雑巾のような臭いがしてきて本当に悲しくなりますよね。
また、電気代やガス代はかかりますが乾燥機は太陽の恵み同様に洗濯物をしっかり乾かしてくれます。
晴れの日の外干し、あるいは乾燥機がしっかり洗濯物を乾かすことが出来るのは、高温、低湿度、風の3つがそろって短時間に集中的に働くからです。短時間にこの3拍子がそろえば洗濯物に雑菌が繁殖することはなくいやな臭いもしません。
梅雨が来て、太陽の恵みもなく乾燥機もない、部屋干ししかないと絶望しないで下さい。高温、低湿度、風の3拍子がそろうように持っていく簡単な方法をいくつか紹介します。
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洗濯機の脱水回数を増やして水を切る
晴れの日なら、太陽に向かって、洗濯物をパンパンっと一回やるくらいで水切り効果なんか気にすることもないでしょう。
乾燥機なら高温でグルグル回るので瞬く間に湿気なんか出ていくので水切りという点ではパンパンなんかしないで入れてしまって大丈夫ですよね。
梅雨時の部屋干しは全く違います。何とか干す前に水分を出来るだけ減らしておかなければなりません。3拍子の低湿度状態に持っていきたいということです。
そのための簡単な方法を一つ、これは普通の洗濯機さえあれば実行できます。ただ脱水回数を一回増やして、適切な洗濯物の量にしてください。多すぎず少なすぎずということです。そうすれば一回の脱水で遠心力が強力に働き水分をビュンビュン飛ばします。
風乾燥という機能が付いている洗濯機ならもちろんそれを使ってください。意外と宝の持ち腐れになっている場合もよく聞きます。なければ、ただの脱水を一回増やすだけでいいので、衣類の水分がパンパン、パパパンと追い出しちゃってください。
アイロンをかける
干す前にアイロンをかけるのはもちろん高温という点で効果的です。ワイシャツは乾いた後にしわになるので晴れの日でもかけなければならないものはもちろんのこと、Tシャツなども臭い対策のためにかけてしましましょう。
もちろん太陽の光には全然負けますが少しでもアイロンによって水分を蒸発させておくことで乾かす時間を短縮できます。
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干す時の一工夫”裏返しに干す”
干すときに工夫したいのが、風通しをよくするということです。洗濯物に風が通るように必ず間隔をあけて干すようにして下さい。
そして、絶対やってほしいのが裏返しに干すという方法です。取り込んだ時とか乾燥機から出してたたむ時にイラつかないために、裏返しになった洗濯物を洗う前に直しておく人が多いと思いますが、梅雨時に洗濯物を早く乾かすためには、表になっているものまでわざわざ裏返すようにして下さい。
裏側には縫い目やタグなどがあり、フラットではなく水分がたまり易いので、出来るだけ風が直接当たるように裏返してください。すると断然乾きがよくなります。
特にジーパンなどの厚手のものには効果大です。ポケットはそのままだと一番乾きが悪いので、裏返してさらに外に出すようにして下さい。
このひと工夫で洗濯物に当たる風の量が増えて水分も余りにくくなり、乾く時間が短くなります。
洗濯物の下から扇風機や除湿機の風を当てる
部屋干ししている間に洗濯物の水分は下へ下へと移動します。
そのため、早く乾かすには高い位置に干して下から扇風機や除湿機の風を当てて下さい。
これは低湿度効果のためです。下から当てるというのがポイントです。扇風機じゃなくサーキュレーターならなおさら下から風を当てやすいのであれば便利です。
除湿器も洗濯物より下に置いてあるのが理想なのですが、もしなければエアコンの除湿機能を使ってください。エアコンはほとんどの家庭であるのではないでしょうか。
エアコンの除湿機能、ドライ機能は室内の湿気を外に出すことを最優先にした機能なので洗濯物の水分も外に放出してくれます。
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まとめ
梅雨時の部屋干しのいやな臭いによるストレスを解消するための工夫を紹介してきました。洗濯物の臭いの原因は水分が長時間の留まることによる雑菌の繁殖でした。そのため、高温、低湿度、風の3拍子を短時間に与える必要がありました。
そのために簡単に出来ることとして、洗濯機の脱水の回数を一回増やす、アイロンをかけて水分を蒸発させる、裏返しにして間隔を開けて干す、干している下に扇風機や除湿器を置いて風を当てるなどのアイデアを紹介しました。
これらのいくつかでもぜひ実行して、今年から梅雨時のあのいやな臭いとはお別れしてしまいしょう。