朝なかなか起きてこない我が子を何歳まで親が起こすべきか?起こしていいのか?この答はそんなに単純に出せるようにものではありませんよね。
でわでわ、朝なかなか起きない、「ぐっすり眠っている赤ちゃんの我が子をいつから親がおこすべきなのか?起こしていいのか?」こっちの答えは意外とシンプルですよ。赤ちゃんの成長を見ながら順を追ってその答えにアプローチしてみたいと思います。
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目次
朝起きることは一日のスタートじゃない赤ちゃん(生後1~2か月)
「朝起きることが一日のスタート」と言って否定する人は少ないのではないでしょうか。でも、そうでない赤ちゃんの存在があります。
生後1~2か月の赤ちゃんは一日の半分以上、15~20時間眠っていて、一日の区切りというスタートのないような状態です。
生理的に必要な時、お腹が空いたときや排せつしてオムツが気持ち悪いときとかに目覚めて、その欲求が満たされるとまた眠ってしまう。こんな感じで生きています。
一日の大部分を占める眠りの50%はレム睡眠と言われる脳は起きている浅い眠りです。大人の睡眠に占める割合は20%なので、赤ちゃんが1日にレム睡眠をしている時間が大人と比べていかに長いかが分かります。
なぜこんなに、レム睡眠が必要なのかというと、その主たる理由に脳の著しい発達があります。この時期赤ちゃんの脳の神経回路は爆発的にネットワーク化されます。その環境として脳が起きているレム睡眠が必要になるのです。
そのレム睡眠を確保するために、朝が来ました「はい、スタート」じゃなく、脳のネットワーク化促進のためにレム睡眠、レム睡眠の繰り返しの生活をしているのです。
大人はこの時期は赤ちゃんの朝を意識するよりは、質の良いレム睡眠が確保できるように、目覚めたときに母乳、ミルクをあげたり、オムツを替えたりといった、欲求を満たしてあげることに専念すべきでしょう。
ただ、この時期の赤ちゃんでも体内時計が全くないわけではないので、将来的に昼と夜の区別ができて朝からスタートする生活リズムを作るために、一つやってほしいことがあります。
一日一回日光浴をさせてあげることです。ベランダなどでもいいし、最低でも窓からの太陽の光には当ててあげるようにしてください。毎日朝一でカーテンをサーっと開けて「おはよう」と声をかけるのもいいと思います。
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朝を意識するスタートの時期(生後5~6か月)
寝返りを始め離乳食を開始する時期、個人差はありますが生後5~6か月くらいには、脳が大分発達してきてレム睡眠が少し不要になってきます。
そして起きている時間が長くなり、夜まとまって眠るようになって昼と夜の区別は少しずつできてきます。この頃からは大人も赤ちゃんの朝を意識し始めてもいいと思います。
離乳食は1回食から2回食になっていきますので、一回目の離乳食の時間、午前中の決まった時間には起こすようにするのがいいでしょう。
寝返りからずり這い、ハイハイと全身運動の発達もこの時期から進み始めます。なので広い動ける場所を確保してあげるのが理想です。家の中では無理なら、コミュニティセンターなどに連れて行ってあげるのもいいでしょう。
体をできるだけ動かすことで食欲も出るし質の良い睡眠も確保できますので、運動する機会を出来るだけ与えてあげてください。生活のリズムの基礎をつくるためにこの時期から運動を取り入れていくことはとても大事です。
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赤ちゃんを朝を起こしていい時期(生後9~11か月)
離乳食が後期になり3回食になる、生後9~11か月頃には3食大人の時間と合わせて、朝大人と同じ時間に起こして行くようにしましょう。
なかなか起きられなかったり、機嫌が悪い日もあるかもしれませんが、離乳が完了し大人と一緒に食事が食べられるようになり、歩行も安定してくるころに向けて徐々に朝同じ時間に起きられるようにしていくといいでしょう。
大人と一緒に朝起きる時期(1歳過ぎ位から)
朝食を大人と一緒に食べられるようになって、歩行も安定してきて午前中はお散歩に出かけ、昼食を食べて午後また公園へ行ったり家の中で遊んだりして過ごし夕食を食べる。このような生活の流れが出来てきたら必ず朝起こすようにしましょう。
これはもう、卵が先かにわとりが先かという話で、「生活のリズムを整えるのが先か」、「朝起こすのが先か」という話になってきます。
朝起きて朝食をしっかり食べること。ここから充実した生活がスタートすると言う事ですね。
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まとめ
「赤ちゃんをいつから大人が起こしていいのか?」という答えを考えて来ましたが、食生活の発達と身体の発達と関わっていること、ご理解いただけたでしょうか?
何カ月からと書いたのはあくまでも目安です。食事が3食になって、体が十分に動かせるようになってきて、毎日同じ生活リズムが整えられるようになった頃からは朝しっかり起こしてあげることが大人の仕事になりますね。
赤ちゃんが健康に毎日楽しく生活できるように、朝のスタートを大人が整えてあげてください。