自分の子供が幼稚園年長になっても全くひらがなを覚えないと心配になるママもいるでしょう。
他の子供達が上手にひらがなを書いているのを見ると「小学校に入ってからついて行けないのでは」と不安を感じますよね。
年長の子供にひらがなを覚えさせる為にママができることについて紹介します。
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子供に無理に覚えさせようとしない
他の子供と比較して焦る気持ちは分りますが、一人ずつ性格や個性の違いがあり、早く覚えたからそれだけ優秀とは限りません。
逆に早く覚えさせようとすると鉛筆の持ち方が間違っていたり、書き順がめちゃくちゃになるということもあります。
そして一度クセが付いてしまうと中々直らないというケースが多いのです。
小学校に入れば、先生が筆順からしっかりと教えてくれるので、焦る必要はありません。
無理矢理子供に鉛筆を持たせて机に座らせようとすると、それが原因で勉強嫌いになってしまう可能性もあります。
幼稚園のうちは無理に覚えさせようとせずに「ひらがなという文字が存在する」「それを使って意思表示ができる」ということを教える程度でも構わないのです。
しかしそれでは悩みが解決しないというママには、子供がひらがなに興味を持てる様な以下の方法を紹介します。
まずは絵本の読み聞かせから
毎日子供を寝かしつける時に絵本の読み聞かせをしているママも多いでしょう。
絵本の世界は子供の想像力を育てるのにとても効果的な方法です。
ひらがなに興味を持たせる為には、絵本を見せながら読むだけではなく、指で文字をなぞりながらゆっくりと読んであげましょう。
言葉と文字がリンクして記憶されますので、自然にひらがなを覚える様になります。
次第にママが指を差した時、自然にその言葉が発音できる様になるでしょう。
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文字よりもお絵描きに興味を持たせる
普段あまりお絵描きに興味を持たない子供に、いきなり鉛筆を持たせて字を書かせるのはハードルが高すぎます。
まずはお絵描きの楽しさを教えて、「描く」から「書く」に移行していくのが理想です。
・タイトルを付けさせる
最初から「好きに描いていいよ」と言われてもお絵描きに興味のない子供は当惑してしまいます。
まずは「何を描こうか」と問いかけて迷っている様ならば「ネコさん描こうか」と誘導してあげて下さい。
描き終わったら「これは『ねこ』ね」と言って、鉛筆で絵の余白に「ねこ」と書いてあげましょう。
・描いた絵は飾っておく
描いた絵は家の壁などに飾っておきます。
毎日その絵をみることで子供は自然にひらがなを覚えて行きます。
次第に自分から描いた絵にタイトルを書く様になるでしょう。
・表現が苦手な子にはなぞらせる
思う様に描きたいものが表現できずに戸惑ってしまう子供もいるでしょう。
その様な時にはママが薄いグレーの線で輪郭を描き、それをなぞらせる方法があります。
或いは円を描いて「何味のキャンディーにする?」と言いながら色を塗らせるなども良いでしょう。
とにかく子供が楽しんでお絵描きをして、タイトル付けをすることが大切なのです。
モノに名前を書いたシールを貼る
「名前シール」と言っても自分の名前を書くのではありません。
家にあるモノの名前をシールに書いて貼っておくのです。
おもちゃはもちろん、「つくえ」「いす」「べっど」など可能な限り家具にも貼り付けておきます。
毎日それを見ながら生活していくうちに自然にひらがなが記憶される様になります。
時々ママが紙に文字を書いて「これ何?」と質問してみて下さい。
例えば「つくえ」と書いてそれが読めなくても、実際に机を指差せる様になれば文字の形を記憶できています。
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自分の名前は積極的に覚える
子供にひらがなを教える場合、やはり自分の名前は興味を持つので覚えが早くなります。
幼稚園でも持ち物に名前シールが貼ってあったり、名札を付けているので親しみ易いのです。
ひらがなを教える時にはまず名前から始めれば、子供も「自分のことだ」と積極的に覚えてくれます。
子供にはそれぞれ成長差があるので「小学校入学までにこれができていないといけない」という基準はあまり気にしなくて良いでしょう。
一度興味を持つと乾いたスポンジが水を吸収する様にどんどん覚えていく様になります。
決して無理強いはせずに、できたことに対して褒めてあげる様にしましょう。