生後5~6か月ころになると赤ちゃんに離乳食を与えるようになります。
はじめはとろとろとしたおかゆのようなものをあげるので、箸では食べさせることができず、スプーンを使って離乳食を与えます。しかし、大人用のスプーンでは赤ちゃんの口に合わないので赤ちゃん用のスプーンを用意します。
赤ちゃんを育てるのははじめて、離乳食を与えるのははじめてという場合、どのようなスプーンを使ったらいいのか迷ってしまいませんか。
赤ちゃんにとってはじめての母乳やミルク以外を口にするのが離乳食。赤ちゃん安心して食べさせてあげたいですよね。
そこで、おすすめの赤ちゃん用スプーンを紹介します。
目次
スプーンの素材について
大人が使うスプーンには、金属製、木製、プラスチック製などさまざまな素材があるように、赤ちゃん用のスプーンもさまざまな素材で作られています。
赤ちゃん用のスプーンはどんな素材があるのでしょうか?それぞれの長所・短所を紹介します。
プラスチック、シリコン
口当たりが柔らかいことが特徴です。軽いのでスプーンを使い慣れない赤ちゃんでも自分で扱いやすいです。
ただし、素材によっては色移りすることがあるので注意が必要になります。
ステンレス
変質しにくく、色移りせず、長期的に使える特徴があります。プラスチックや木製の場合は汚れが素材に染みついてしまうことがあるのですが、ステンレスの場合は汚れを落としやすくお手入れが簡単です。
しかし、金属が触れたときの感触が苦手という赤ちゃんもいます。
・木製
軽くて口当たりが柔らかいことが特徴です。自然の風合いを感じられる優しさがあります。
しかし、プラスチックやステンレスに比べると耐久性が劣ります。長時間水に浸けておくと気が傷む恐れがあるので、長時間の水への浸け込みは避けましょう。
赤ちゃんに最適なスプーンの大きさは?
離乳食を与える時期によって与える食べものの内容が変わってきます。それにあわせてスプーンの大きさも変えていくと、赤ちゃんが離乳食を食べやすくなります。
赤ちゃんの月齢別のスプーンの大きさについて紹介します。
離乳食初期(生後5~6か月ころ)
この時期はごっくん期とも呼ばれ、食べものを口に含んで飲み込む練習をすることが主な目的です。
そのため、主な栄養源はまだ母乳やミルクになります。
おもゆのようなドロドロとしたものを与えるので、スプーンの先ですくって与えます。
下唇にスプーンを触れさせると、赤ちゃんが自分の力で取り込もうとするので、無理に口の中にスプーンを入れないようにします。口を開けたときに無理なく取り込めるように、小さめのスプーンを選ぶことがおすすめです。
離乳食中期(生後7~8か月)
この時期はもぐもぐ期ともいわれています。舌を上下に動かして食べものを上あごに押しつけられるようになります。だ液と混ぜ合わせてうまく食べられるようにする時期なので、つぶつぶが少し残った食感のものを与えるようにします。
スプーンに慣れて食べる量も増えてくる時期ですが、スプーンを無理に口の中に入れないようにしましょう。下唇にのせられるようにくぼみの浅いスプーンを使うことがおすすめです。
離乳食後期(生後9~11か月)
この時期はもぐもぐ期ともいわれています。歯茎を使って食べものをすりつぶせるようになり、メインの栄養補給はミルクから離乳食に移行していきます。自分でやりたい意欲も出てくるので、赤ちゃんが自分で使いやすいスプーンを選ぶとよいでしょう。
離乳食用のおすすめスプーンを紹介
・ピジョン はじめてのフィーディングスプーン
一口にちょうどよい大きさのスプーンです。まあるい形のスプーンなので口当たりや優しくなっています。
・ラトルウッド天然木スプーン
育児中のパパとママの意見を集めて作られたスプーンです。
赤ちゃんの小さな手でも持ちやすいように設計されています。使用している木材は食品衛生の検査に合格したものなので、赤ちゃんに安心できます。
まとめ
生まれてきてからずっと母乳かミルクしか口にしなかった赤ちゃんにとって離乳食は赤ちゃんにとってはじめてのことです。そのため慣れなくて嫌がって食べてくれないことがあります。
それは離乳食よりもスプーンに原因がある可能性もあります。
少しでも楽しくおいしく食べられるように、赤ちゃんが使いやすく食べやすいスプーンを選んであげたいですね。