妊娠中にナーバスになるのはママだけではありません。

 

ママが妊娠したことが分かると、上の子もママの変化を敏感に感じ取って、突然赤ちゃん帰りをすることがあります。そんな時どう上の子に接したら良いのでしょうか。

 

赤ちゃん返りの対策についてお伝えいたしますね。

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上の子はどうして赤ちゃん返りをするのか?

ママのおなかに赤ちゃんがいるということを何となく分る年齢の子は、近いうちにお兄ちゃん・お姉ちゃんになるということを嬉しく感じています。

一方でそれと同時に手が掛からなくなってきて、ママの関わりが減ってくると子どもは寂しさを感じます。

 

ママ自体はたっぷり愛情を注いでいるはずなのに「もっと可愛いがって欲しい」と思ってしまいます。

 

妊娠中に関わらず、赤ちゃん帰りは成長過程で起こる可能性の高いことです。心がちゃんと育っているからこそ、赤ちゃん帰りというのは起きるのです。

赤ちゃん返りの効果的な対策:上の子の振る舞いを受け止める

ママの妊娠中に「今までできていたことが急にできなくなる」「突然ワガママを言う」そんな時があります。

例えばだっこなどは妊娠中のママにとっては負担がかかるので妊娠前よりもできなくなりますよね。

 

また妊娠中は体も重たいですし自由がきかない分、イライラして怒りたくもなりますね。

 

赤ちゃん返りをする時は、そのまま受け止めるのが一番です。子どもはずっと赤ちゃんのままではなく、気持ちが満たされたならいつか終わる時が来ます。

 

「できない」と愚図るのなら、ほんの少しお手伝いをしてあげればいいのです。

 

本当はできるのに甘えている、と思わずに、上の子はママを必要として甘えてくれているんだと割り切ってしまうほうが良いでしょう。

 

ただ「甘やかす」ことと「可愛いがる」ことを混同しないように気をつけて下さい。

 

自分でできることまでママが手伝ったり、ワガママを言うたびにおやつをあげるような習慣をつけてしまうと、赤ちゃん返りが終わったあとも困ったことになりかねませんね。

 

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叱る時には絶対に言ってはいけない言葉とは

叱るときにも使ってはいけない言葉をお伝えいたします。

 

つい上の子に叱る時に「お兄ちゃんなんだから、お姉ちゃんなんだから」と言いたくなる時がありませんか?

 

これは子どもにとったらかなりのプレッシャーなんです。

 

まだママに甘えたいのに、赤ちゃんが生まれるからお兄ちゃん、お姉ちゃんにならなくてはいけないなんて、子どもからしたら寂しいし、悲しいですよね。

 

褒める時に言うのは良いのですが、叱る時に言うとお兄ちゃん、お姉ちゃんになることに対してネガティブな印象を植え付けてしまいます。

 

叱る時には不要な言葉を付け足さずに、叱るようにして下さい。

 

赤ちゃん返りを乗り切るために大切なこと

赤ちゃん帰りは子供の成長過程で起きることですが、乗り切るためには家族で一丸となることが大切です。大きく3点お伝えしますね。

家族と大変さを共有しよう

一人目の妊娠とは違った大変さがあるのが、二人目以降の妊娠です。

 

上の子が赤ちゃん返りをしても、(妊娠していない)身軽な状態なら何とか対応もできます。

 

ですが妊娠中というのはナーバスになりやすい、悪阻(つわり)や体が重たくなる、腰痛や便秘など妊婦特有のトラブルも抱えています。

 

こういう状況を一人で乗り越えようと思っても無理があります。

イライラして子どもに当たってしまうかも知れません。

 

そういう時にはパパが帰宅したら上の子のお世話を頼んだり、少し横になって一休みするのも良いですね。

ほとんどが出産する頃には収まっていきます

私もそうでしたが、妊娠中に上の子の赤ちゃん返りをきちんと受け止めてあげれば、それほど心配しなくても出産する頃には収まっていきます。

 

もし下の子を出産した後もまだ赤ちゃん返りが続くのなら、まだ子どもは気持ちが満たされていないのかも知れませんね。

 

それはママの努力不足というよりは、子どもの個人差の方が大きいです。

 

産後は生まれたばかりの赤ちゃんに掛かりきりになってしまいますが、授乳以外のお世話は家族にお願いして、上の子との時間を優先してみてください。

 

「赤ちゃんよりも自分を優先してくれる」ということが、子どもにとっては嬉しく感じられますし、安心することができます。

 

そういうことの積み重ねで少しずつ上の子の赤ちゃん帰りも落ち着いてきます。

「ありがとう」を言う機会を作る

上の子は、「もっと自分を見てほしい、認めて欲しい」という気持ちから、赤ちゃん帰りをします。

 

自分を認めてもらうことができれば、その気持ちも満たされて自然と落ち着いてくるものです。

 

ちょっとしたことでいいので、家のお手伝いを頼んでみて下さい。

 

その時にたっぷり褒めて「ありがとう」と言われることで、上の子の「お兄ちゃん・お姉ちゃん」としての気持ちをくすぐることができます。

 

またおなかを優しく撫でてくれる、妊娠中のママを労わってくれるなど優しさが見られた時にはすかさず「お兄ちゃん・お姉ちゃんだね」と褒めてみて下さい。

 

自尊心を満たされたら、自然とお兄ちゃん・お姉ちゃんらしく心も育っていくでしょう。

 

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まとめ

妊娠中の上の子のぐずりや赤ちゃん返りは、多くのママが悩まされています。

 

安静にしなくてはいけない時や悪阻の時など、上の子はガマンすることが多く寂しい思いをしているのも確かですね。

 

下の子が生まれてくるまでの時間は、上の子が赤ちゃんを気にせずたっぷり甘えられる時間です。

 

赤ちゃん帰りはその時は大変ですが、過ぎてしまえばよい思い出のひとつです。限られた時間で、上の子としっかり関わっていけると良いですね。

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