子どもに忍び寄る危険は家の外だけではありません。
家の中は安全に見えて実はたくさんの危険が潜んでいます。
そんな家の中の事故が近年増加傾向にあるため、消費者庁では「子どもを事故から守る!プロジェクト」を実施しています。
消費者庁のホームページには年齢や月齢ごとの子どもの事故例や体験談、安全のためのチェックリストなどが掲載されているので確認してみてくださいね。
今回は自分で自己を防ぐ能力が低い0~1歳の時期に多い事故をご紹介していこうと思います!
事故について学ぶだけで事故を未然に防ぐことができますし、注意点やアドバイスもあるので是非参考にしてみてください。
小さいお子さんがいるご家庭は特に注目ですよ!
目次
子どもを事故から守る!プロジェクトとは?
生まれたころはまだねんねばかりの赤ちゃんですが、ずり這いやハイハイ、タッチそして歩けるようにまで成長していく中で、ヒヤリハットを経験する方は少なくはないでしょう。
私も子どもの手に届くようなところにはなるべく物を置かないように心がけていますが、子どもは怖いもの知らずなので少し見ないうちに「どうして!?」と思うようなことをしていて驚くことが多いです。
いろいろなことができるようになるから本人は嬉しいでしょうが、親にとっては毎日がハラハラドキドキです。
もちろん子どもの成長は嬉しいですが、怪我しないかと目が離せない毎日を送っているママも多いですよね。
厚生労働省の資料では、子どもの死因の上位に「不慮の事故」が挙がっています。
守れたはずの命が自分の目の不届きで守れなかったとなると悔やんでも悔やみきれませんよね。
そこで消費者庁では子どもの事故予防の取り組みを実施しているという訳です。
事故例や事故防止のためのアドバイスなどをホームページに掲載して事故防止を呼び掛けています!
意外と多いやけど事故
意外と多いのがやけどの事故です。
やけどといっても一概には言えず、様々なパターンがあるのでご紹介していきましょう。
アイロンによるやけど
赤ちゃんは何でも触りたがりますよね。
特に大人が扱っているものには興味津々です。
プレートが熱いアイロンをテーブルや机などの赤ちゃんの目に届く場所に置いておくのは大変危険です。
またコードがついているアイロンの場合はコードを引っ張ってやけどをしてしまうこともあるので注意が必要です。
アイロンを使用中に目を離さないことはもちろん、電源を切った後も熱が残っているので赤ちゃんが触らないように見張るようにしましょうね。
台所でもやけど
赤ちゃんは1日で「こんなに大きかったっけ?」と感じる程成長しますので、昨日まで手が届かなかった場所もあっという間に手が届くようになるのです。
卓上やコンロに手を伸ばし、鍋やフライパンの取手を握ってしまうことだってあるのです。
我が家はキッチンにベビーゲートをつけていないので何度かそんな経験があります。
そのため鍋は取手の部分を触ることができないように置く向きに気を付けています。
ベビーゲートをつけることができるキッチンであれば、設置することをオススメしますよ!
ストーブによるやけど
冬場限定ですが、ストーブを設置しているご家庭も多いでしょう。
赤ちゃんが好奇心で触ってしまっては大変ですので暖房器具は柵などで囲うようにしましょうね。
暖房用の柵も販売されているのでチェックしてみてください。
ストーブの上にやかんなどを置いている方もいますが、赤ちゃんがいる家庭では危険なので控えるようにしましょう。
見落としがちの事故
溺水
日本では海外に比べて家の中で起こる水の事故が多いのです。
何故かと言うと日本では「湯船につかる」という文化がありますが、海外はほとんどの場合がシャワーです。
お風呂で子どもがおぼれて死亡するという事例もあるので注意してくださいね。
お風呂場の戸は必ず閉めること、鍵を外から掛けられる場合は鍵を忘れないようにすることはもちろん、残り湯は残しておかないようにしましょう。
転落
ハイハイができるようになったら、階段も上手に登ることができます。
階段があるご家庭ではベビーゲートを設置することをオススメします。
階段から落下すると頭を打って骨折してしまったり、最悪の場合は死に至ってしまったりと大事故になりかねません。
赤ちゃんが一人で階段を登らないように、なにかしらの対策をしてあげてくださいね。
窒息
柔らかい布団やビニール袋でも注意が必要なのです。
小さな子どもは自分で寝返りができないので、柔らかい布団で寝かせることは窒息に繋がる可能性があります。
また、ビニール袋をかぶって遊ぶ子もいますが大変危険です。
鼻や口が塞がってしまったり、口に入れてしまったりしたら窒息事故になりますので、赤ちゃんにビニール袋は与えないようにしてくださいね。
まとめ
子どもの事故は普段の生活の中で、親の不注意によって起こる場合が非常に多いのです。
上記以外にもたくさんの事故が発生しています。
子どもは好奇心が旺盛でなんにでも興味を持ちますので特に注意が必要な時期です。
部屋の安全を保つのはパパママの役割です。
一度子どもの目線になって事故につながる可能性がないか考えてみましょう。
大人にとっては何でもないことが、小さな子どもにとっては事故に繋がりかねませんのでしっかりと対策をしてあげましょうね!