最初は数万円から、と思っていても投資の面白さにのめりこみどんどん投資につぎ込んでしまう人もいます。
トレードはギャンブル性もあるため、投資ではなくギャンブル目的になってしまうこともあるんです。
堅実な運用をするのなら、資産運用と貯蓄はどうバランスを取っていくべきでしょうか?
スポンサードリンク
目次
まず資産を洗い出してみよう
自分の固有の資産は一体いくらあるか把握しているでしょうか。
預貯金や貯蓄型の保険、イデコのような老後資金など様々なものがあります。
すぐ現金化できる資産と、そうではない資産があります。そうではない資産には不動産や自動車などがありますね。
一度自分の資産について全て書き出してみてください。そうすると投資をする余裕があるのか、貯蓄を重視するべきなのかが分かります。
もしもの時に備える預貯金はいくらあるの?
資産のうち、すぐに現金化できる資産はいくらありますか。
社会人で一人暮らし、家族持ちどちらでも、すぐに現金化できる資産は一定割合残しておく必要があります。
一般的には給料3ヶ月分~半年分ほどを貯蓄しておくと良いと言われています。
病気やケガで働けなくなった時、保険で賄うことはできますがすぐにお金が入ってくるとは限らないからです。
自分の保険などの保障内容を確認してみて、一体いくら預貯金を残しておけばいいか考えてみるのも良いですね。
預貯金のうち、リスクを取れるのはどれだけ?
いくら預貯金があれば安心できるか、は人それぞれです。いくらあっても不安だという人には、投資は向いていません。そのまま預貯金を増やしていくほうが良いでしょう。
ある程度預貯金がある、というのならリスクを取れるのはいくらまでなのかまず最初に決めておくべきです。
使途の決まっていない預貯金があるのなら、その中で何割まで投資に回して良いか決めます。
預貯金のうち1割まで、100万円までなど自分の資産額に応じて上限を決めます。
それ以上の額を投資する場合には、本当に必要なのか?後悔しないのか?じっくり考えてから投資をしてください。
毎月の収入からどれくらいの割合を投資する?
すでにある預貯金は減らしたくない、まだ預貯金が少ないという場合には資産運用自体諦めたほうが良いのでしょうか。
毎月の収入から投資資金を捻出する方法があります。
預貯金と資産運用の割合を決める
預貯金の理想的な割合は、収入の2割と考えられています。
20万円の収入がある人なら4万円ですね。第一に考えることは、預貯金の資産を作ることです。
すでに十分預貯金があるのなら、毎月の貯蓄額から一定割合を投資に回してみても良いですね。
まだ預貯金が十分ではない人や預貯金を減らしたくない人は、収入のうち何割まで投資に回せるかを考えてみて下さい。
どれだけ投資に回して良いか、ということは最初に自分でルール設定をします。感情で動いてしまうことが資産運用は失敗の原因だからです。マイルール通りに運用すれば、失敗するリスクも減らせます。
お小遣いや副収入を投資に回そう
資産運用というのは、リスク資産です。増えることもありますが、減ることもあるものです。ですから使う予定のある預貯金を投資に回してはいけません。
毎月の預貯金額は減らさずに、それ以外の部分から投資資金を作るほうがリスクが低くなります。
今の収入から資産運用をする場合、どこかの項目を減らすしかありません。ですが節約をして資産運用をするのは難しいものですね。
その中でも一番融通が利くのは「お小遣い」です。
家庭がある人でもお小遣いの範囲内なら、配偶者に気遣いする必要がなくなりますね。
毎月のお小遣いが2万円ある人なら、そのうち5千円ほどを投資に回してみてください。
5千円ではできることも限られてきますが、少額スタートするほうがリスクも減らせます。
お小遣いが少なかったり、すでに使途が決まっていて投資に回すことができないのなら、副収入を作ることにチャレンジしてみるのも良いですね。
スポンサードリンク
まとめ
資産運用はリスクが常に伴う方法です。いきなり大金を投資するのではなく、最初は少額から経験を積んでいきましょう。
将来の心配がある人は、今の預貯金に手を付けずに運用をするのがオススメです。
お小遣いや副収入で投資の勉強をしながら始めてみて下さいね。