スマイルゼミはタブレットに特化したタイプの通信教育です。
評価も高い教材ですが、スマイルゼミの中学生のコースにはどんなデメリットがあるのでしょうか。
目次
金額面でのデメリットは?
スマイルゼミは標準クラスは5,980円からなのですが、特進クラスだと月10,800円、3年生になると12,800円かかります。紙の教材のように形があるものではないと思うとそれほど安くはありません。
ですがタブレット1台で9教科とリスニングの勉強が毎日できると考えれば安いと思う人もいるでしょう。毎日コツコツ自宅学習ができるという子なら、塾に通うことと比較しても、1日あたり300~400円程度で使えるので良い教材です。
反面、学習塾のように曜日と時間が決まっていないと勉強できないような子だと、元を取ることができなくなってしまいます。
添削問題がない
チャレンジやZ会などの他社の通信教育では毎月テストを提出して、先生が添削して送り返してくれるシステムがあります。この先生からのお返事を楽しみにしている子どもも多いですよね。
スマイルゼミはペーパーレスの教材なので、添削問題がありません。
他社の場合、月額料金は添削代も含まれています。そう考えるとスマイルゼミは添削してくれない割りに高いと感じてしまいます。
ただし添削問題はありませんが、中学生コースには定期的にスマイルゼミ独自の模試を受けることができます。ですから子どもの学力がどれくらいの位置にあるかの把握をすることはできます。この模試代は月額料金に含まれています。
タブレット本体の料金が有料
スマイルゼミは本体を最初に購入する必要があります。またこの金額は一年以上契約することが前提となっています。そのため一年以内で解約してしまうと、追加でタブレット料金を支払うことになるんです。
他通信教育の会社だとタブレットが無料でもらえることもありますので、他社と比較してもスマイルゼミは初期投資がかかる通信教育ですね。
タブレット型教材のデメリットは?
スマイルゼミの中学生コースのデメリットは、はっきり言ってしまうと広くタブレット型教材のデメリットと言えます。
テキストやワークのような教材の場合、親がぱっと見て子どもが使っているかどうかがよく分かります。でもタブレット型の場合、画面を開いてみても「しっかり使い込んでいるかどうか」は分りづらいというデメリットがあります。
書き込んで使うタイプの教材のほうが「やっている」感は確かに出ます。そう考えている方には、タブレット型教材はオススメできません。
wifi対応のインターネット環境が必要
紙の教材の場合、毎月決まった日前後に自宅に届きます。タブレットのスマイルゼミは毎月月末に自動的に配信されます。
オンラインになっていないと新しい教材が配信されなかったりするため、その場合にはwifi環境のある場所で再起動する必要があります。
最初にwifiの設定をしなくてはいけませんので、インターネットに詳しくない人だと困ることもあります。
なお、WiMAXなら自宅でも外出中でも、ポケットに入れて持ち運べるのでおすすめです。
Androidモードが使える(使えてしまう)
使った時間に応じてアンドロイドのタブレットとしてネット利用ができます。
頑張って勉強しているなと思っていたら実はネットサーフィンしていただけ、ということも出てくるかも知れません。
最初の設定でAndroidモードとして使えないようにすることはできます。
教材に関するデメリットは?
スマイルゼミは繰り返し教材を使うことができますので、反復学習にぴったりです。特に暗記系教科の場合、間違えた問題を繰り返し解いていくことで記憶は定着していきます。
英語の単語や国語の漢字テスト、社会や理科などの用語暗記には非常に有効です。数学も繰り返し解くことで、弱点克服することができます。
国語の読解問題が物足りない
教材の中でも、国語の読解問題は少し物足りないと感じます。国語の読解問題の場合、(答えを覚えてしまうため)一度解いた問題をもう一度解くことにはあまり意味がありません。色んなパターンの問題に触れていく必要がありますので、スマイルゼミの問題量では不足します。
読解問題というのは多くの子がつまづく分野ですので、スマイルゼミだけではなく市販の問題集などでカバーしていかなくてはいけません。
アルファベットを上手く認識しない時がある
入力する時、キーパッドを表示して選択する以外に手書き文字を自動認識する方法があります。漢字や数字は比較的うまく認識してくれるのですが、アルファベットはうまく認識してくれない時があります。
手書きで入力したい場合になかなか認識してくれないと、何度もやり直したり、誤答と認識されると子どもはイライラしてしまうようですね。
まとめ
スマイルゼミは便利な教材ですが、万能なわけではなくデメリットもあります。
デメリットを理解して有効活用していきたいですね。