酎ハイ 太る

ビール腹という言葉はあるけど、チューハイ腹というのは聞いたことがないですね。でも、最近チューハイしか飲んでないのに「腹ヤバ!」と思わざるを得ない。なんて皆さんはチューハイは太るのか?そこが知りたい人は多いのでは。結論から言うとチューハイは飲み方次第では太りますよ。断言されるとショックでしょうけどそうなんですよ。

 

まず、チューハイってどんなもんだったか冷静に見ておきましょう。

 

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チューハイってどんなお酒

チューハイは「酎ハイ」ですね。焼酎に代表されるより純度の高い蒸留酒と言われる種類の酒を炭酸なんかで割ったものですね。そして、そんなに濃くない、アルコールの度数は低いものをいいます。

 

酎ハイに入っているのは、純度の高いアルコールと炭酸などのジュースですが、この2つそれぞれは太るのか考えると、炭酸などのジュースは普通に考えて飲み過ぎれば太りますよね。これだけ、考えても答えは簡単で飲み過ぎれば太ってしまうということになります。

 

炭酸飲料やジュースを飲み過ぎると太るのは砂糖などの糖分のせいですよね。炭酸飲料とか100%ジュース500mlだと約50gくらい糖分が含まれています。これで、アルコールが割られていいたら飲み過ぎたらそりゃ太りますよね。当然の帰結ですね。

 

では、純度の高いアルコールの方はどうでしょう。
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アルコールはエンプティカロリー?

アルコールはエンプティカロリーと言われるんですけど、1g当たり7kcalとカロリー、熱量はちゃんとあります。制限が叫ばれる糖質が4kcal、ダイエットの大敵、油などの脂質は9kcalなんである方ですよね7kcalって。では、何でエンプティ=空って言われるんでしょうか?

 

200kcalの糖質、脂質、アルコールを考えたいんですけど、砂糖なら50gくらい、オリーブオイルなら20gくらい、酎ハイに入ってる焼酎なら100gくらいになりますね。

 

200kcalの運動量はというと、水泳のバタフライだと17分位、ランニングなら25分位、ウォーキングなら50分位になりますね。ちょっと食欲がなくなってきました。

 

食欲が落ちてますから、もうエイヤーっとオリーブオイル20gオチョコでガ-っと飲んじゃいましょう。あるいは、50gの砂糖をガバッっと口に入れちゃいましょう。それでこのまま動かなければやっぱり体に200Kcalどちらも取り込まれます。バタフライしなきゃって話です。

 

じゃあ焼酎は?100gコップに半分くらいゴクゴク飲んだら?焼酎だけは体には取り込まれません。むしろ、アルコールが毒とみなされて排除しよう排除しようと肝臓が分解を頑張っちゃう。

 

アセトアルデヒドから酢酸へと無害なものに分解していく。この時に30%位カロリーが使われます。無害な酢酸に分解しさらにカロリーも使ってくれるんだからこんなにありがたい話はないですね。

さらに、酢酸が血液に乗って全身の細胞のクエン酸回路で水と二酸化炭素に分解されます。この時にまた熱エネルギーが発生カロリーが使われるという感じで、アルコールが解消される間にカロリーがどんどん使われて行くという仕組みなんですね。

 

なので、アルコール単体であればカロリーは取り込まれることはありません。つまり、太らないってことですね。これがエンプティ―カロリーってお話でした。

 

ここで再びチューハイの話に戻りますが。チューハイの構成成分の一つだった純度の高いアルコールは単体では太る原因にならないことが分かりました。

 

しかし、これは単体での話なのです。糖質、脂質の含まれるおつまみと一緒に食べるならば、糖質、脂質単体で食べる以上にそれらのカロリーが体に取り込まれてしまうのです。この仕組みを見てみましょう。

 

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肝臓が解毒に手一杯で他の糖質、脂質は蓄えに回されてしまう

肝臓はアルコールを毒とみなし分解を頑張る話は先ほどしましたが、こっちが大変で同時に糖質、脂質の分解まで手が回らないとなってしまうので、そっちは脂肪にして貯め込んどくかっとなってしまうんですね。怖いです。

チューハイだけ飲んでいても寂しいので、唐揚げとかフライドポテトとかと一緒に飲みたいって人は多いですよね。

 

そんな飲み方だと、唐揚げやフライドポテトのカロリーは全て体脂肪として蓄えられてしまうってことになるんです。気を付けなきゃですよね。

さらに無事酢酸になってからも、まだまだ体脂肪が増える現象続くんです。

 

アルコールが酢酸になってからも続く脂肪の合成

 

肝臓で無事酢酸に分解されたアルコールですが、細胞に行ってからも、残念ながら無害ではありません。程よい量で解消されてしまえばいいのですが、飲み過ぎなどで酢酸の量が多い場合はやっかいです。

酢酸は細胞に行くと補酵素Aと結合して一つのエネルギー源アセチルCoAになりクエン酸回路(TCAサイクル)説明すると難しいから分解マシーンとでも思ってもらえばいいです。この分解マシーンで二酸化炭素と水に最終的に分解されるんですね。

 

だけど、飲み過ぎたりして酢酸の量が多すぎると分解マシーンが処理しきれなくなって、もうちょっと壊れた感じになって逆分解で脂肪を作っちゃう。そんな感じで結局は体脂肪が増えてしまうという流れになるんです。またまた怖いです。つまりは、飲み過ぎちゃダメってことですね。

 

まとめ

チューハイが太る理由を見て来ました。ジュース感覚でガブガブ飲んでいたらアルコール部分とアルコールじゃない部分両方の仕業で太るし、さらにカロリーの高いおつまみを一緒に食べれば太るってことですね。

 

程々に飲む分には「Jカーブ効果」って最近聞きませんか?Jをちょっと横倒しにした横軸が飲酒量、縦軸が死亡率のグラフなんだけど、Jの下がってる所位の量アルコールを摂取する分には、Jの端っこ全然飲まないよりも、かえって死亡率が低いって結果が分かるんです。

 

Jの下がった所は1日20g程で、缶チューハイだとアルコール度数5%なら500ml位飲んでもOKなんですね。そんな適量を守っておつまみも野菜とかヘルシーなものを食べるとかすれば毎日チューハイを楽しむことも出来るんですけどね。

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